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感想・漫画編。

ARIAアリア 1巻

著者:天野こずえ

出版元:ブレイドコミックス


掲載誌を移してタイトルも新たに開始します、未来世界の火星のマンガ。話はズレるけれど、当時の某出版社間のイザコザ(?)は、ほんっとに色々あったよなー(遠い目)

てなワケで、新装開始とゆーかシリーズ再開とゆーかリスタートとゆーか、まぁそんな感じでまた始まってる本作なのですけど。もう、完全に前シリーズから間ぁすら空けずに続いてるから、どーにも再スタートって感じはしないですな。なんせ作画も作中の雰囲気も、なにもかも一切変わってないし。いちおう第1話の冒頭2ページで、改めて火星アクアの設定解説みたいなことはしてるけど、ソレにしたって最低限の説明程度で済ませてるから、余計に再スタートのイメージは薄いです。何とは無しに「そんなんでイイのか?」と思わなくもないんですが、まぁ考えてもみれば本作買ってるヒトはどーせAQUAにも手ぇ出すだろうし、ほとんど杞憂みたいなモンかもしれませんな。とりあえず、”魅力”に一切の変化が無いからソレで良いのか。

ソレでは中身。舞台のシーズンが秋ってことで、それらしいお話を中心に組まれてるんですけど。なんつーのか、言葉で語る以上に”秋らしさ”をこれほど訴えてくる本作の空気感ってヤツは、正直スゴイの一言に尽きますね。もちろんより率直に、枯れ葉や紅葉があることで季節感を出してる絵(コマ)も多いんですけど。もっと別で、そーゆう小道具が特に無くても、秋の涼しげな雰囲気をなんとなく感覚的に伝えてくるこの作劇。世間じゃあ本作は「ヒーリングコミック」なんて呼ばれてるけど、私個人はそーゆう癒し感覚より、この劇中の空気感こそが楽しさの基盤のように思います。ホント本作、感性で読ませるマンガだなぁコレ。毎回レビューで言ってる気がするけど。

そーいえば、毎巻ごとに1話ずつのペースで「プチホラー」みたいな回がありますな。個人的には、前作クレセントノイズ(レビューはコチラの名残(?)でそーゆうのをやってるのかなぁ、と勝手に思ってるんですけど。この巻の”ソレ”、この4話目はぜひともカラーで読んでみたかった気分です。そりゃまぁセルフで脳内色付け処理する手もアリ…なんですけど、紅葉の、赤・オレンジ・黄色と無数の鳥居が織りなすコントラスト、コレはやはり直に見てみたかったなー。とんでもなくキレイだろーなー。いーなー。



▽自薦名場面 ― 167〜169ページ

 「アリア社長…」 「にゅ?」

 「何だかこのまま、このままず――っと、
  いつまでも漕いでいたいですねえ」

1巻ラストの回の見開きページ。周辺の賑やかなお祭り騒ぎのなかで、のんびりとひとりマイペースにその雰囲気を楽しむ灯里。両極端な両者なのに、なんの違和感も無くひとつのコマの中にとけ込んでしまっている、このある種の”妙”。こんな、絵で伝わってくる空気感、これこそ本作の醍醐味ですな。



第2巻>

<AQUA第2巻


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2005/09/09