火星のマンガ第2巻。まぁ、通算だと4巻目なんだけどさ。地重管理人のアルが初登場。コイツのデフォルメ顔って、どっかで見たよーな気がするなぁ。どこだろか。のど元まで来てるけどなんか出る気配がない、みたいな感覚。むぅ。
今回は、各話・各場面に対してのつっこみコメントを載っける形式にしましょーか。や、毎回”空気感”の良さをほめ続けるのも、さすがにアレなもので。つーか、ソコを除くと案外と、感想書くのに困る作品ではあるよなー。目立って物語の進展ってのが無いしね。
でわ、第6話。 言うまでもありませんが、本物の雪虫はあんなにもこもこぽわぽわしてません。むしろ、自転車乗ってて群れの中にウッカリ突っこんだりすると、全身に張り付いたりしてけっこう不快。なお、実物は本当に羽虫程度の虫で、基本的に爪の先ほどの大きさです。作中のヤツだと10倍くらいありますね。……どんだけ変異種だソレ。
7話。 仮にも女の子が温泉入ってるって回なのに、この色気の感じ無さときたらもはや驚異のレベルだな。や、描き手があえて、そーゆうのを”押さえて”描いてるってのが、実は強いんだけど。少なくとも天野さん、”描けない”漫画家じゃないってことは知ってるしなぁ。あとアリシアさん、貴女一体ビール何本空けてんですか。ひとりで2時間呑みっぱなしか。ちょっとスゴすぎ。あるイミ惚れそう。
8話。 あぁもみ子さん、少なくとも自分が「にぶ子」であることに自覚はあったんですね。にしても、よもやマンガで物理学の基本を復習することになるとはなー。やっぱ本作、SF要素の考証・考察については、意外なほどちゃんとやってるマンガですね。変なところで律儀とゆーか。
9話。 あの新年の挨拶って、なんつーのか語感がけっこう良いんですよね。WEBサイト界隈で、影響されて使ってるヒトが多いの、まぁ分からなくも無い。そーいえばこの火星って、一年間の24ヶ月はそのまま、地球の24ヶ月と同じに考えて良いのかなぁ。もっとも、どっちにしたってサザエさん方式のマンガみたいだから、年月経過考えるだけムダっぽいけど。
10話。 ふと思ったんだけど、アリア社長って何歳なんだろ。「火星猫は人間並みの知能」ってトコから推察するに、大体10歳未満な感じですが。人間年齢と火星猫年齢って、ほぼイコールだよなぁ? あと、灯里だけが猫妖精に会えるのって、彼女が”猫の属性”って意味合いなんかね。マイペースなとこは、確かに猫っぽいかもしれませんが。
以上、こんなぐらいで。
▽自薦名場面 ― 142〜144ページ
「…ん」
「おはよう灯里ちゃん」
「――初日の出… 全身でおひさまを感じる
とってもまぶしくてまっ白な世界」
ネオ・ヴェネチィアの新年の幕開け。いやー、このシーンに関しては、むしろセリフ載っけるだけジャマですね。少しずつ夜が明けて、昇る初日の出を全身であびて感じる、「おひさま」のほのかなあたたかさ。あえて言ってしまえば、冬の空気の冷たさがあまり感じられないんだけど、ソレを除けばもう、この上ないほどの情景がココに。あー、本作はつくづく”絵”を見るマンガだなぁ。 |