火星のマンガの3巻目。『後輩ちゃん』ことアリス、あーんど『三大妖精』の一角・晃さんが初登場。つーかアリス嬢、自分がAQUAを先に読んで順繰りにコッチのコミックス買ってたせいで、登場がヤケに遅かった、みたいな印象が最初強かったりして。巻末の発行月日見ると、この本のが先に出版されてんですけどねー。
今回のレビューも、前巻のと同様に各話毎の感想個条書きでいきます。つーかこの作品、基本的に各話が独立してるから、この形式でやるのが実はイチバン楽なんですね。普通にレビュー書こうとすると、毎回同じことしか言いそうにないですしね。妥協って大事ってコトですかね。違いますかね。違いますね。
11話。 アリス登場の回。この娘、最初の頃ってホントに愛想無ぇのな。まぁ、続巻を読んで振り返るに、元からそーゆう性格みたいですが。にしても灯里、1年(730日)間修行してなお、未だに逆漕ぎのほうが上手いのか。言っても、最初のクセって抜けないモンだしなー。
12話。 何気にこの回、コレといって感じるモノも別に無かったりして。別に嫌いってワケでも無いんですがね。あぁでも、廃列車に電気が点る場面はけっこう好きです。トーンを無くすことで、照明が強く当たっているのを表現してるトコとか。
13話。 単純な意味で面白い回。お宝探しのプチ冒険、って感じですやね。しかしなんだ、宝探しのワリにはやたらとのんびりしてるよなー。ワクワク感よりもゆったり感の方が強い宝探しってのも、あるイミ本作ならではの作劇と言えるのかもしれませんな。
14話。 晃さん登場、であり姫屋の2人がメインの回。つーか姫屋の2人とも、社名も含めて漢字の名前ですな。どーでもイイけど今更気付いた。にしても3大妖精・姫屋代表、初登場にしてキャラが立ちまくってますなー。出てきて最初に喋ったことが脅しだし。セリフそのものであげると、「五月蠅い 黙れ 従え しばくぞ」の方が好きですケド。「しばく」て、アンタ(笑)
15話。 真面目なツッコミいれますけど、アクア・アルタって実際には「災害」だよなぁ。なんつーか、もう少し困るとかあってもイイんじゃなかろーか。イヤまぁ、”そーゆうこと”を描くマンガじゃないってのは分かってますけど。ところで、気のない顔をしてるポニ男は兄貴にソックリだと思った。あと、もみ子のアリシアさんモノマネはけっこう的を射てると思った。ソレってオレだけですか。オレだけですね。あと、この回の「恥ずかしいセリフ」(※160〜161ページ)が何気に好きです。
以上。総括すると、実は3巻ってそんな気に入ってないのかも、とか思いましたとさ。まる。
▽自薦名場面 ― 172ページ
「ありがとうございますっ」
なんてゆーのか、なんの含みもなく、本当に純粋に、このときの灯里の表情はもの凄くかわいい。マジメな話、3巻はこのひとコマを見るためだけに読んでもイイとさえ思ってます。それぐらいの、とってもステキな笑顔。いやぁ、つくづくイイなぁ、この笑顔。 |