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感想・小説編。

涼宮ハルヒの動揺

著者:谷川流

出版元:角川スニーカー文庫


荒唐無稽な学園コメディ、第6巻。今回の短編集第3弾は、秋・冬のエピソードがメイン。しかしまぁ、コレ正直言っちゃダメなツッコミなんだろーケド、「涼宮ハルヒ」が「動揺」してんのって収録ひとつめの短編だけだよな(笑) やっぱ本作のシリーズタイトル、色々とムリのしわ寄せが来てるよーにしか思えねえ。

では、ひとつめの『ライブアライブ』から。このお話はもう、25〜26ページの場面がキモですかね。とゆーか正確には、せめてもアニメ版で作製・販売された楽曲(ミニアルバム『涼宮ハルヒの詰合』収録の『God knows...』及び『Lost my music』)と合わせて楽しんでほしいと、強く希望するワンシーンですねー。まぁホントだったらアニメ本編の件のシーンを観てこそ、なんでしょーけど、コレ書いてる時点では私まだソレ視聴してねーもので(笑) つーか自分の場合、曲聴いて→小説読んで っつー実にキテレツな順番ですしねー。ともかく、この場面と『God knows...』(←神のみぞ知る、って意味合いだろーか?)の楽曲との、シンクロっぷりとゆーか再現っぷりとゆーかは、アニメで観たことが無くとも脳内に映像が鮮明に浮かび上がってくるほどのモノ。今からもう、アニメ本編を拝見するのがとても楽しみになってくるシーンです。………なんかコレ小説のレビューになってねーな(苦笑)

気を取り直して、『朝比奈ミクルの冒険 Episode00』。事実上のシリーズ2巻の続き…とゆーか、あるイミで言えば本編にあたるエピソードですな。つーかまぁ、ぶっちゃけエピソードでもなんでもないんだけど。シリーズの基本がそうだから、とは言え、延々とキョンのナレーションによって描写されるSOS団自主制作映画の内容という、奇想天外もココに極まれりみたいな全42ページ。イヤもう何だコレ酷ぇな?(←誉め言葉) そーいやコッチはアニメも視聴済みなんですけど、キテレツっぷりをありのままに、環境ノイズとかも調整無しでそのまんま使用してるとゆー、いかにも「アマチュアが作った自主映画です」的な部分をカッチリ再現してるトコには、アニメ化プロジェクトの無闇無用なパワーの入りっぷりをつくづく理解させられたと言いますか、えぇ。そりゃ評判呼ぶわな、と。

次、『ヒトメボレLOVER』。この章題初めて見て、「こっぱずかしいタイトルだなー(笑)」と思った私は案外正常な感覚なんじゃないかとも思われるのですが如何。(←如何、でなく) 今回のラストシーンの長門には、なんつーのか、普通の女の子らしい感覚がふいに露呈したような感じがあって、なんとも心に残りますねー。まー彼女にはキチンと「本命」がいるワケだけど(笑)、ソレはそれとして、他に好意を寄せてくる異性が現れたことについて一抹の嬉しさを感じて、でも結局ソレはある種の勘違いだったと知り、そこに「少しだけ」残念な気持ちを覚えたって、ホントに普通の感覚だよなー。なんつーか、微笑ましいとゆーか可愛らしいとゆーか(笑)

次、『猫はどこに行った?』。一言でまとめちまうと、SOS団の密かな苦労人・古泉一樹いつきに幸有れ、ってなトコでしょーか。昨今では自分でも半ばその立場を楽しんでいるフシもあるのが救いとは言え、彼ってワリと苦労をしょい込むタイプかもな〜、と思わんでもないです。そーゆー部分では、個人的にコイツも憎からず気に入ってたりするワケでして。まぁぶっちゃけ、キョンじゃないけどウザいってのは確かに感じるトコでもありますが(笑)

6巻のラスト、『朝比奈みくるの憂鬱ゆううつ』。コレまた一言で済ますと、ガンバレめげるな朝比奈さん、とでも。(←なんだそのエール) しかしだ、「何もできないという事を理解している」って状況は、かなりコレ精神的にはキツいものがあるよなぁ。しかも彼女の場合、ソレに対する改善・是正を実行に移す・移そうとしても、そのほとんどがのれんに腕押しなワケですからねー。そこに到る流れがどうあれ、満足できない現状を自ら打開しようとする姿勢は、素直に好感が持てる部分ですねー。にしてもこのエピソード、あとがきでは「次の巻とダイレクトに繋がってる」っつってるけど、繋がってるっちゃ繋がってるかもしれんケド別にそーでもないったらないような。イヤまぁどーでもいいコメントですけど。



▽自薦名場面 ― 135ページ

 「待つことはできない」

 うんうん。そうだろうとも。

 しかし、続く言葉として長門は、

 「会ってみてもいい」

 誰もが絶句するようなことを呟き、とりわけオレがあごをガクリと垂らしていると追い打ちのように、

 「気になる」

長門さんのオドロキ発言(←何そのキャッチコピーもどき) このシーンは挿絵ほしかったなー。ってのも、彼女のセリフを受けて他のSOS団員がどんな表情してたのか見てみたかった(笑) 自分のビジュアルイメージとしては単純に、全員がソックリおんなじ丸い目をしてビックリしてる光景が浮かぶ(※プラス、キョンは上記の状態で)んだけどさ。付け加えると、抜粋2行目の部分でも、全員がそろって頷いてるイメージで。なんかコイツら、”そーゆうトコ”では異様にウマが合うって印象が、勝手にあるんだよなー。



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2007/02/16