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感想・漫画編。

TWIN SIGNALツイン シグナル 11巻

著者:大清水さち

出版元:ガンガンコミックス


ロボットマンガの第11巻。誰知らぬところで、急転直下・予想外の事件が発生。ついに舞台は海の向こう、頭脳集団シンクタンク・アトランダムへ。カルマなどの懐かしい顔ぶれと、ハンプティ博士などの新たな顔ぶれとが、多数そろい踏みします。

いままでシグナル達にとって最大の敵だったDr.クエーサーの、突然の爆発事故、そして死亡の報。それをキッカケとして、これまでは会話の端々でしか出てこなかった、アトランダムナンバーズ誕生の地である頭脳集団シンクタンク・アトランダムへと、物語は急展開していくのがこの11巻ですが。そんな衝撃的な展開での来訪のワリに、結局はのほほんとした様子でこの外国を楽しんでしまう信彦たちこそが、本作の"らしさ"とゆーかなんとゆーか(笑) シグナルもクリスも、なんだかんだでシンクタンクを見学して遊んでるからなぁ。ただしコレも、起こったこと自体は確かに大事件…だけど、それは信彦たちにとっては別に大きな問題でもない、って"姿勢"が基本にあるから、そこに大して違和感も憶えないワケです。それは出発前に若先生が言った、「ちょっと物騒な旅行で申しわけないが、君たちは楽しんで行くつもりでいいからね」とゆーセリフがまさに物語っていて、事件について子供達が気に病む必要は無いと、始めからハッキリさせている。

こーゆートコを見てると、本作が実質的には「ファミリーコミック」なのだとゆーことを、つくづく実感させられますねー。シッカリと確立された、各種の科学考証やロボットの在り方なども実は全部、作品の根っこにある「色々な家族の様子」を描くために用意された要素だ、と。おなじみの音井家の面々や、カシオペア家の人々(ロボット含む)の、それぞれの付き合い方など、彼らの様子がそれを物語っているように思います。

ともあれ、11巻はストーリーの進展そのものはほとんど無し。その点ではチョイと不足かもねー。よくよく読めば、巻のアタマで急展開を見せただけ、だからなぁ。なんかのんびりしてるね、この巻って。



▽自薦名場面 ― 102ページ

 「そっか… す、すいません 考えなしで脳天気に言っちゃって…」

 「いや、いいんじゃない? 君はそれで」 「

 「人生、『つまらない』より『おもしろく』生きていく方が断然いいじゃないか。それに君はそれが似あってるよ、シグナル」

若先生とシグナルのやりとり。セリフの区切りとしてはもっと長いんだけど、あえて短く切ってみる。まぁ、シグナルにソレが似合ってるかどーかはさておき、「退屈に」よりも「楽しく」生きる方がずっとイイ、ってのには強く賛同するなー。人生なんて、普通に生きてく分にはそれほどユカイでもないモンだしね。同じ人生なら、やっぱ面白く過ごしたいもの。この巻はぶっちゃけ目立った名場面も無いので、セリフの好みで選出してみたり。



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2006/02/23