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感想・漫画編。

Q.E.D. …証明終了 2巻

著者:加藤元浩

出版元:月刊マガジンコミックス


ミステリマンガ第2弾。…って、このマンガ、エピソードごとに完全に区切られてっから「この巻でナニがどーした」とかっての、別に無いんだよな〜(乾笑)

とゆーワケで、収録作2本をそれぞれ分析。というか、なんの偶然かこの2巻、どちらのエピソードも実在の伝承(あるいは逸話)をもとにしたお話なのですなぁ。まず前半の「六部の宝」は、日本各地にその名を残す『六部殺し』なる古い巡礼者の伝承を下敷きにしたストーリー。続く後半の「ロスト・ロワイヤル」もまた、幻の超高級車といわれる『ブガッティ・ロワイヤル』なるクラシックカーにまつわる逸話を土台にしたストーリーだ、と。実際のトコ、たんなる単行本収録のつごうでこうなっただけで狙ったハズも無いんですが、ココから見るとなんか、まとまりがあってミョーに面白いなぁ、などと思ったりなんだったり。

んじゃ、あらためて感想をば。まぁ率直に言っちまうと、早々にして殺人事件ではないエピソードである「ロスト・ロワイヤル」が収録されるものの、まだ本シリーズ独自の魅力はパワー不足とゆー気はします。とはいえ、推理ものマンガとして読むぶんにはまずまずの及第点かなぁ、とも。特に、端々のコマやセリフの中にこっそりと謎解きのヒントを潜り込ませてたりするのは、技法として素直にウマいと思わされます。ま〜、大概のミステリマンガはそういうモンなんでしょうけど…本作の場合は隔月誌連載の1話完結だから 事件が起こり・謎が散りばめられ・謎解きをやり・事件解決する までが一括してるおかげで、すんなりとエピソード全体の内容が把握できるワケでして。そーゆー部分から見ると連載形態が上手くハマってるなぁ、と思います。ま、週刊連載のマンガでも、それはソレで特徴と魅力はあるんでしょーケドね。

ところで本作。基本的に登場人物の歳がいつまで経っても変わらないサザエさん方式のマンガなんですが、この2巻の頃って燈馬・水原のふたりは高1だったらしく。ハテ、14〜15巻あたりでコイツら高2とか言ってなかったか? いつの間に年食ったんだキミら。



▽自薦名場面 ― 174ページ

 「でもおじいちゃんは私にウソは言いません!! あいつがロワイヤルを盗ったんです!!」

 「僕にはそういう感情的確信はありませんね。確証がない以上、信じられない。
 ――水原さんはどうです?」

 「私?
 決まってんじゃない! 白黒はっきりするまでとことんやるのよ!」

 「でしょうね」

三者三様の会話シーン。感情よりも実際の証拠やデータを優先させるクールな燈馬と、疑惑があるなら自力でソレを明かしてやろうというアクティブな可奈。メイン両名の性格的な違いがハッキリ描かれた、ナイスな場面だと思います。



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2005/02/17