我々は 1ページ 巻頭の文章より
とにかく面白いミステリマンガです。ぶっちゃけ、このレビュー文を読んでくれてるヒト全てにオススメ。これまで多くの友人知人に勧めてきましたが、全ての人間に「面白い」と言わせしめたマンガですから。その実力や本物であると明言できましょうて。どうしてこれほどの作品が日の目を浴びていないのかが不思議なぐらい。まぁ最近はようやくそれなりに名も売れ出してきたっぽいですが、でもやっぱりまだ某・カラダは子供で頭脳は大人だったりするマンガやら某・じっちゃんの名にかけたりヒントは3つだったりするマンガやらには知名度で負けっぱなしだよなぁ。マガジンGREATなんて雑誌、どんだけの人間が知ってんのよ? そもそもメジャー誌に連載移行しようにも、いま載ってる本で看板クラスに成長しちゃったもんだから移るに移れやしねえ(※移ったら掲載誌が死ぬるから)という、笑えばいいのか悩めばいいのか判断に困る理由ゆえまいじゃーの名を未だ欲しいままにしているらしいんですが、ね(乾笑) とゆーワケで色々な諸条件につきまいじゃーながらも非常に上質な推理物語を提供してくれる本作ですが。第1巻はそんな面白くもないのよね〜。このシリーズの最大の魅力ってヤツが、1巻ではまだ出てきてないんですよねぇ。イヤまぁ、トリックの配置やら謎解きに至るまでの展開の妙やらは及第点間違い無しなんですけれど。つーか、一般的にはこの巻でやってるようなことのほうがウケは良いんだろうかね。ハッキングしてまで情報収集したり、ハッタリかけて犯人引きずり出したり。15巻超えたいまじゃまずやらんぞ(笑) でも改めて読み返すに、キャラの基本構図みたいなモンはすでに確立してるのだなぁ。ヒロイン・水原さんの爆走っぷりとか、主人公・燈馬くんの微妙なヤル気のなさっぷりとか。
「以上・・・・証明終了です」 ミステリもののお約束(?)、いわゆる謎解き完了を示す主人公の決めゼリフ。まぁ第1巻だし、常套句を選んでみるワケですよ。てゆーかこのセリフ、今回読み返して気付いたけど第1話じゃ使ってないのね。最初はまだ手探りでやってたって事なのかもしれんなぁ。 |