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感想・漫画編。

ONE PIECEワン ピース 30

著者:尾田栄一郎

出版元:ジャンプコミックス


海賊マンガ、ココでとうとう第30巻に到達。空島編も順調な盛り上がり、我らが船長 モンキー・D・ルフィがゴッド・エネルとよーやく接触、その1stバトルが開幕。

とまぁルフィVSエネルの対決カードが今巻の目玉ですな。雷のカラダとゆー、自然ロギア系でも特筆した能力にして強さを持ち、それゆえ誰も敵わない無敵の存在だったエネルに対し、とうとう立ち向かうこととなったルフィは、ゴム人間=電気が通じないカラダゆえに唯一の天敵として初めて対等に戦える相手だったとゆー。圧倒的に過ぎる強敵をよーやくの展開の先でぶちのめす、その様は少年マンガのキモとも言うべき要素ですが、今回のコレは群を抜いた痛烈なカタルシスを発揮してくれてますねー。ゾロの剣だろーとワイパーの排撃リジェクトだろーと、どんな攻撃も通じないというコレまで描かれてきたエネルの無敵ぶりが凄かったからこそ、ルフィの放つパンチ一発で吹っ飛ぶ、ただソレだけで「形勢逆転」ってヤツがこの上なく表現されておりますな。まぁ「ゴムは電気を通さない」っつっても、本当は過剰に電圧かけちまえば超電導効果とかそんなんで電流は発生しちゃうんですけど(←このへんかなりテキトーな科学知識でしゃべってるのでツッコミご勘弁、そこはソレ、悪魔の実同士の能力関係で”特性”の方が勝ってるんでしょーな。それに自分で言っといて難ですが、マンガにこーいった科学考証ぶつけるのなんざ無粋ってなモンですし(笑)

もうひとつ、今巻で出てくるキモの要素は、エネルが秘密裏に建造していた方舟・マクシムでしょうか。空を飛ぶ船、いわゆる飛行船なんて、我々”マンガを読んでる側”からしてみたら、ゲームのファイナルファンタジーシリーズを筆頭として(笑)それほど驚きを感じるよーなモノでもないんですが。反面そのマンガの中、”ONE PIECE世界の人間”にとっては想像したこともないような未知の乗り物だという、そのギャップが何気に興味深いです。特にソレを印象づけてるのが156ページのウソップのセリフでしょうか。「空を飛ぶ船が存在してる」とゆーコトそのものは理解していても、「船が空を飛んでるとゆー現象」それ自体は彼らにとって異質であり不気味ですらある事柄なワケです。空を飛ぶためのテクノロジーが存在する・無い以前のハナシとして、そんな船があることがもうウソップにとっては「気味悪ィ」んですねー。ONE PIECE世界の住民にとって、船とはあくまでも「海を行くもの」なんでしょーな。この辺にこのマンガ世界が、物語上の描写だけでなく世界設定からして「航海」をベースにしているコトを意識させられる気がします。



▽自薦名場面 ― 82ページ

ま、上であんだけ言ってんだからねー、この巻からはココを選ばんとウソだろ(笑) エネルのこれまでの無敵っぷりは、この顔を描く・見せるためだけにあったとすら言わんばかりのこの表情。いやー、つくづく最上級のカタルシスだわ、コイツは。



第31巻>

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2007/10/31