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感想・漫画編。

ONE PIECEワン ピース 28

著者:尾田栄一郎

出版元:ジャンプコミックス


海賊マンガ28巻目。麦わらの一味、神隊、シャンドラの戦士と、各勢力が入り乱れてのバトルが展開。なんだけど、その横で続いてる扉絵連載シリーズがミョーに気になって。露店から始まってデパートを経て果てには財閥結成、あげくちゃっかり嫁までゲットしてるあのワポルのサクセスストリーぶりは何。(笑)

そんな感じで、この巻は全体通して「バトルの巻」とでも表した方が正しい内容になっておりまして。なんたって目次見ても259〜364話までが連続して「○○VS△△」ってサブタイだしなぁ、コレに加えて一騎打ちではなかったけどワイパーVSシュラの対戦もあったワケですし。えーと、数えて7戦? なんかもう戦いっぱなしですな。というかそもそも、この連戦にしたってキモとなる”決戦”とはほとんど関わらない、言ってしまえば繋ぎのバトルなんですよねー。元から本作の作劇展開がそーゆー流れだったし、少年マンガとしてもバトル展開を描くのは”ニーズ”があるから至極当然なんですが…ソレを踏まえても、今巻の流れはやや冗長に映ってしまうのが正直なトコロ。空島でのサバイバル状況を描く分には、激しい戦いが各所で起こっているのを読ませる事で、その苛烈さを演出するのにちょうど良い部分もあるんですけど、でもやっぱも少しコンパクトにまとまらんのか、とも言いたくなるとゆーか。全体の流れで見ると短縮しても問題無さそーなバトルもあるし、実際ココでいくらか短縮しとけば空島編自体こんな大長編にもならんで済んだだろーに(苦笑)

てなワケで、この巻は全体的に、とりわけ空島編の進行の中から言っても面白味に欠ける巻ってのが本音ですかねー。別にバトル描写が退屈ってコトじゃないんですが、そのバトルにしたって必要性やらがあまり感じられないトコに問題があるとゆーか。チョッパーVSゲダツとカマキリVSエネルの2カードくらいでしょうかね、それなりの意味があって戦ってるトコって。まぁきっと、連載本誌で各回をバラで読んでればフツーに楽しめるんだろうなぁ、こーゆー展開は。連載当時に読んでた感想なんて、さすがに忘れてしまいましたが。コレも一種の、週刊連載の弊害かもしれませんねー。



▽自薦名場面 ― 176〜177ページ

 「おれは………………お前に、勝てない…のか!!?」

 「…………ああ……そうだとも。
  ……もうわかっただろう? おれは”雷”だ。

  ……どうあがけば”人間”が”雷”に勝てるというのだ……………空で育ったお前でも遠雷くらい見ていよう。人は古来より理解できぬ恐怖を全て”神”とおきかえ怖さから逃げてきた。もはや勝てぬと全人類が諦めた、”天災”そのものが私なのだ」

絶対の強さを持ち、神を名乗る男のその実体。まーなんだ、雷が神の正体だっつーのはぶっちゃけダジャレみたいなもんなんだけど(笑)、それは差し置いて、おのれの力を持ってソレを”神”であり”天災”なのだと語る姿は、恐怖を実現させようとする神=超越的な存在に、実に似つかわしい有様ではあるよなー、と。同等の自然ロギア系の力を持つ人物では、スナスナの実の能力者であるクロコダイルが以前にその実力をふるってたけど、彼の発していた”格”ともまた違う、”脅威”とでも言うべきモノを、エネルからは感じさせられるねー。



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2007/10/08