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感想・漫画編。

ONE PIECEワン ピース 12巻

著者:尾田栄一郎

出版元:ジャンプコミックス


海賊マンガの12巻。長い”プロローグ”を経て、ついに本番・偉大なる航路グランドラインへ! 新キャラは…あぁ、この巻ではまだ敵キャラだったか。

さてはて、我らが麦わら海賊団もよーやく冒険のメインステージである偉大なる航路グランドラインに突入しましたな。てなワケで、この巻では偉大なる航路グランドラインとゆー海域が、いかに特異であり、渡るに困難を極める、そしてそれゆえに「偉大」とさえ称される海である、その設定解説に比重が取られてる感じですねー。既刊中、主にバラティエ編でですが、クリーク艦隊が1週間で全滅したほどの魔海であり、オーナー・ゼフの語るところでは「何が起きても不思議は無い」といった程度の情報しか無かったワケですが。その実態たるや、コンパスが意味を成さなければ海流や風さえ規則性を持たない、ただ唯一『記録指針ログポース』のみが正確な情報を示すだけという、”海そのもの”がすでに常識を越えた海域だったと。……つくづくデタラメだなぁ。や、海域の”ルール”がすでにデタラメってのもあるんですけど、麦わら海賊団自身もデタラメだろ、ソレ。ある程度の情報を集めておくどころか、ほとんどノリで航路入りしたよーなモンだから、何の予備知識も無いのはまぁ仕方無いんですが。もしこの入り口にクロッカスさんがいなかったら、クリーク艦隊の二の舞になっててもオカシくないよなぁ(笑)

ま、偉大なる航路グランドラインの話は置いとくとして。なんのかの言っても本作、やはり各回のストーリーが面白いことに変わりが無いのは、確かにありますな。101話は、実質上はリヴァース・マウンテンに突入するだけの回ですが、スピード感のある展開が上り調子のテンションを感じさせてくれるし、続く双子岬でのエピソードもまた、短編ながらもラブーンと交わした約束などが何気に心に残る内容だったりしますしねー。いやはや、つくづく面白いマンガだわ、ONE PIECE。

それにつけても、ラストのクロッカスさんのつぶやきには謎が残ります。謎っつーか、経歴がスゲー気になる。かつて海賊王の船で船医をやってたのはイイとして、彼が灯台守を始めたのは50年以上前。それとは別に、海賊王が処刑されたのは22年前。時系列を推察するに、ゴールド・ロジャーがラフテルにたどり着いた=『ひとつなぎの大秘宝ワンピースを手に入れたときに、同時期に船に乗っていたとは少々考えにくい。つーかそもそも、ゴールド・ロジャーが『海賊王』の称号を得たのって、一体いつからだ? う〜ん気になるなぁ。そもそも海賊王ゴールド・ロジャー自体が、物語の”主軸”のクセしてロクなこと分かってないしなー。いやホント、伏線多すぎ。連載が400回に達する現在でさえ、分からんことだらけだし。個々のエピソードの面白さが、それをカバーしてるとは言えなぁ。



▽自薦名場面 ― 7ページ

 第100話 "伝説は始まった"

場面どころかサブタイトル。や、我ながらスゲー思い切った選び方してんなー、とは思いますよ。まぁでもね、ここはひとつ聞いておくれよダニエル(←誰。) 本作のイラスト集にあった作者コメントだけど…ジャンプ本誌でアニメ化を報じたのは、この回を掲載したのと同時のこと。その後、400話に達したいまでも物語のテンションに衰えは無く、コミックス総売上では前人未踏の1億冊を突破、アニメシリーズでも多数の劇場版が公開されるに至った。そして何より、モンキー・D・ルフィ及び麦わら海賊団が偉大なる航路グランドラインへ乗り込まんとしたのは、紛れもなくこの回。そう、この時にこそ「伝説は始まった」のだ。



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2006/02/18