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感想・漫画編。

ONE PIECEワン ピース 6巻

著者:尾田栄一郎

出版元:ジャンプコミックス


海賊マンガ6巻目。首領ドン・クリーク登場、ロロノア・ゾロと”鷹の目の”ミホークの一騎打ち、レストラン・バラティエ上の戦闘開始まで。こー書くと内容濃いッスね。

この巻は…全体をまとめて語ると、各登場人物の”信念”が描かれた内容、といった感じになってますな。たとえ非道の悪党だとしても、腹を減らしたヤツには食わせてやる、というコックとしてのサンジの信念。海賊王になるのは自分だ、だから他のヤツが顔を出したなら相手にならないワケにいかない、という海賊としてのルフィの信念。航海日誌はかつての仲間と分かちあう誇り、たとえ強敵が奪いに来ようと渡せはしない、という海賊団船長としてのオーナー・ゼフの信念。そして敵ではありますが、ただ足りなかったモノは情報、それさえあれば『最強の力』を持つ自分こそが海賊王だ、というクリークの信念。まぁ、クリークの場合は「不屈」といった方が正しいですかね?、それぞれのそれぞれによる信念のカタチ、それが6巻では表現されているように感じます。

さて!(←唐突に勢い良く) 信念をキーワードに語るなら、決して外すワケにいかないのが、6巻の目玉イベントであるゾロVSミホークの一戦でしょう。剣士として、ただひたすら求めに求めた、その男との戦い。無知でも無謀などでもなく、おのれの「野望ゆえ」、いまついにその『最強の男』に刃を差し向けた。だがしかし、その『世界』はあまりにも、目の前に突きつけられてなお、信じられないほどに遠く。脳裏に浮かぶのは、あの日誓った親友との「約束」で…その果てしない思いを持ってしても、それでも剣は届かない。心臓に刃を打ち込まれて、それでもなお彼が、ロロノア・ゾロが放った言葉は、曲げられないたったひとつの”信念”ゆえに抱き続ける勝負への意志。嗚呼……”おとこ”の戦い此処に在り。バカなもんです。不器用なもんです。命を捨てるとしても挑まずにはいられない、そんな生き様は決して他人が理解できるモノでは無いでしょう。だがしかし、それぐらいに愚かだからこそ、むしろそれほどまでに愚かでなければ、”男”は”漢”たり得ず、また生きてはいけないのです。……あ゛ー、ゾロかっけー!! や、その心意気を真っ正面から受けて、それでなお圧倒的な実力を持ってゾロを下し、また彼が”道”を追うのを待つと言い残すミホークもまた、かっけーんですけどね! ね!!



▽自薦名場面 ― 159〜161ページ

 「…ル…ルフィ…? …聞…コえ…るか?」

 「ああ!!」

 「不安にさせたかよ… おれが………世界一の…剣豪にくらい・・・ならなねェと…お前が困るんだよな………!!!」

 「アニキ!! もう喋らねェでくれ!!」 「アニギ!!」

 「おれは、もう!!
  二度と敗けねェから!!!!
  あいつに勝って大剣豪になる日まで 絶対にもう おれは敗けねェ!!!!
  ――文句あるか、海賊王!!」

 「しししし!! ない!!!」

ミホークとの戦いに敗れ去ったあと。完膚無きまでの敗北を刻まれたゾロが、悔しさに涙さえ流しながらも誓ったのは、かつての親友でも誰でもない、「海賊王になる」と言った男にだった。イヤね、オレってこーゆー、「約束」とか「誓い」とかってのにスッゲー弱いのよ! ゾロほどの男が涙で顔を歪ませながら、それでも剣を掲げ高らかに言ったその、海賊王への誓い。一連のVSミホーク戦本体を差し置いて、この巻からはこの場面を!



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2005/06/25