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感想・漫画編。

ONE PIECEワン ピース 4巻

著者:尾田栄一郎

出版元:ジャンプコミックス

海賊マンガ第4巻。VSクロネコ海賊団・前半戦、ぐらいの内容デスかね。

4巻の中身をパッとひと言でまとめると…ドラマ性が上がってきたかも、とゆー感想になるかなぁ。村を、そしてカヤを守るため必死で動きながらも、自分のウソつきが原因で何一つ報われない、それでもなお命がけで戦う決意をするウソップ。そんなウソップに対し、単なる心意気ひとつで加勢をかってでるルフィたち。…まぁ唯一ナミだけはお宝目当てという打算あってですが(笑) そして、平穏な村をタダの暴力で押しつぶそうと企むクロネコ海賊団に、長年かけて培われたはずのカヤの思いすべてを踏みにじって、おのれの私利私欲のみを満たそうとするクラハドール改めキャプテン・クロ。そんな四者四様の描写が折り重なり、その上で繰り広げられる「(単なるバトルに限らない)それぞれの戦い」が描かれている。そんなストーリーが4巻の内容になるんでしょうか。でも四者四様といいつつ、対立構図が成り立ってるのって事実上ウソップ(&カヤ) VS C.クロだけ、なんですよね。ルフィたちはあくまでウソップに手を貸してるだけだし、クロネコ海賊団にしてもクロに頼まれて(脅されて)村を襲ってるだけだしな。ま、その”軸”から広がる”幅”がまた面白いんですけど。ねー。

んで、シリーズの側面から読んだら。なんつーのか、「あ〜、コイツらまだレベル低いんだなぁ」という感想がアタマをよぎったりして。ゾロやルフィ、あとウソップも含めて、別段弱いんでもないけれど、でもなんかRPG的表現でいう『レベル』が低い感じが。敵がガケえぐって驚いてるゾロなんか見てても、「おいおいお前そのうち廃屋一軒持ち上げるんだぞ」とつっこんでしまうワケであり。そう振り返ると、やっぱ明確に描写されてないだけで、登場人物たちは確実に強くなっていってんだなぁ、と思わされます。なんだかんだいって、偉大なる航路グランドラインという『領域』は確かにルフィたちを鍛えているのだねぇ。

最後に。単行本という部分で見ると、この巻からコミックス名物でもあるSBSのコーナーが始まってますが。いま読むと色々面白いモノもありますな。とりわけ48ページ、読者からのハガキその他はすべて目を通して保管している、という尾田さんのひと言など。コミックス総部数1億冊を達成したいま、果たしてソレは如何ほどの物量になっているのやら。もうアレか、倉庫レベルじゃねーのか。



▽自薦名場面 ― 32ページ

 「……!! くく…… くそっ!! くそっ!!
 見世物じゃねェぞ!! 相手はC・クロの海賊団、怖ェもんは怖ェんだ!!! それがどうした!! おれは同情なら受ける気はねェ!! てめェら帰れ!! 帰れ帰れ!!」

 「――笑ってやしねェだろ? 立派だと思うから手を貸すんだ」

 「同情なんかで命賭けるか!」

膝が震えて威勢ばかり張り上げるウソップを前にしてのゾロとルフィ。哀れみなどではない、正しい行いだからこそ力を貸そうというふたりの言葉。恐怖心を押さえつけてでも戦おうというウソップも良いけれど… ゾロとルフィよ。なんだ。何なんだ。お前ら”粋”にもほどがありますよ?!



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2005/03/15