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感想・漫画編。

金色こんじきのガッシュ!! 12巻

著者:雷句誠

出版元:少年サンデーコミックス


魔物の子供達のバトルマンガ、12巻。長編ストーリーの石版編が、この巻からついに本格始動。前のレビューと繰り返しになるけど、複数巻をまたぐ一連のストーリー展開は今回のコレが初って、実に意外だよなー。んでまぁ、その”あおり”をモロに食らってんのがカバー折り込みの4コマ、『ガッシュとスズメ』でして(大笑) もう、思いっきり「しばらく本編では出番無いデスよ」と宣言されてるよーなモンだからなー。哀れなりメインヒロイン。

てなワケで石版編のスタートです。ガッシュ&清麿の(これはコレでワリとめずらしい)穏やかな日常を最初に描き、ソコから一気に叩き落としていくかのように、パティがリターンマッチ(←いやコレが素で恐ろしい再登場でして(笑)として1000年前の魔物を引き連れて襲来、1対3の戦力差の前には清麿の知謀も健闘むなしく倒れ伏し。それでも敵勢の卑劣かつ非道な行いを知り、怒りの炎をさらに燃やして立ち上がり、しかし結局は底力も及ばず絶体絶命の窮地に。その崖っぷちのピンチの前に現れたのは、かつて危機から助け、そして肩を並べて戦い合ったふたりの少女・ティオと恵のコンビだった! いやー、まぁこの序章の展開は実に王道という他無い、てかぶっちゃけ言っちまえばベタなストーリー進行ではありますが、ピンチの場面にさっそうと現れて新呪文によってガッシュ達に助太刀する彼女らの姿は、まさに女性ヒーローとでも言うべき格好良さがありますねー。戦う少年の様は言うまでもなく少年マンガの基本ですが、戦う少女の在り方もまた物語に大きな魅力を与える要素だと思います。

あとここら辺の展開、ゾフィスらの行った非道=戦いを望まぬ相手に無理強いして戦わせるという「ひどいこと」に対して、ガッシュ達が王を目指す「最初の動機」を再認識させるトコなんかも、彼らがどうして・何のために戦っているのかを読者にも改めて思い出させてくれる描写ではないか、と。そーなんだよなぁ、本作ってそーした「原点」を折に触れて丁寧に再確認させてくるんだよなー。手法としては地味だとも思いますが、でもコレのおかげで各キャラの描かれ方にブレがまるっきり感じられないようにもなるワケで、その点では良い描写スタイルではありますな。

さて、敵の本拠地に先行突入したガッシュ・清麿・ティオ・恵と、その場で加えてチームに追加されるキャンチョメ&フォルゴレのコンビ、後で合流することになるキッド&ナゾナゾ博士に加えてもうひと組の仲間の姿も映り、そんな彼らとは完全な別行動とはなりながらも戦いの渦に参戦しようとするブラゴ&シェリーの最強コンビ、長らく持ち続けていた魔本をどこかに置いてきた(?)とゆー伏線を残したウマゴンも参加させながら…石版編、次巻からこそが本当の本番でゴザイマス。

…それにしてもなぁ、アッサリと恵のケータイに電話かけてきたナゾナゾ博士はソレふつーに犯罪だと思うんだけどどーなんだ。そもそも電話の相手、彼女っていちおう現役アイドルっすよ…?



▽自薦名場面 ― 77ページ

 「人を小バカにした態度は腹が立ったけど、あの博士のおかげで私達は強くなれたわ…」

 「「あなた達を、助けられるくらいにね」」

かつて助けてくれたふたりを、今度は自分たちの手で助けるために。戦う少女・ティオと恵の雄姿、ここに有り! まー、彼女らに感じるそのかっこよさについては上記本文のとーりなワケだが、倒れるふたりをかばうように背を向けて立ち、振り返って見せたその表情のなんとも頼もしく力強いことか、ねぇ! ホントこーゆうの好きだよな〜、オレ(微呆)



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2007/03/14