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感想・漫画編。

D.Gray-manディー・グレイマン 2巻

著者:星野桂

出版元:ジャンプコミックス


エクソシストのバトルマンガ2巻。この巻のほぼ全部使って、「土翁と空夜のアリア」編を収録しております。

さて2巻、簡単な感想を言うと、中身がスゲー上手くまとまってますな。前述のとーり、巻全体がひとつのエピソードでまとめられてるワケでして。おかげで、一冊のコミックスとして読む分の収まりがとても良い。たぶん、本誌で連載する段階からコミックスの収録分を計算してストーリーを作っていたんでしょうけど、こーゆー計算をして連載してるマンガって、ホントめずらしいですね。星野さんって、この時点ではまだ連載デビューしたての漫画家さん(だったよな?)だから、編集サイドからそーいった計算をするように指示していたんだと思いますが。編集にせよ作家にせよ、よくもこんだけ収まり良く話を組み立てられたよなー。編集者の指導が良かったのか、はたまた星野さんの作劇センスが良かったのか。どっちにせよ、ウマいことできてんなー、と感じずにはいられませんね。

んじゃお話の感想だけど。”ジャンプらしい”んだか”らしくない”んだか、つくづく分からんマンガだなーコレ。イヤ、別に文句言ってんじゃなくて、純粋にそう思うんですよねー。ストーリーを描きながら合間合間でバトルをやったりしてるトコは、実にジャンプ的な展開なんですけれど。2巻の物語のメインって、よーするに「老人と少女人形の心のふれあい」なのよね。なんともまぁ、地味とゆーか少年マンガらしくない題材だ。物語自体は、キャラ描写がシッカリしてるおかげで面白く読めるんですが、シリーズ序盤からこーゆー題材持ってくるってのも、ある意味スゴいモノがあるなー。神田かんだという、対照的な性格の相手と掛け合わせることで、アレンの性質を浮き上がらせてるトコなんかは、序盤にふさわしい作劇だと思うんですけど。でもやっぱ、主軸がソレってのは小学生読者とかにはどーなのか。…イヤまぁ、基本的には面白いからイイのか。これでツマランかったら問題だけど、そーゆーことも別に無いしなー。



▽自薦名場面 ― 127〜129ページ

 「とんだ甘さだな、おい… 可哀想なら他人の為に自分を切り売りするってか…?
  テメェに大事なものは無いのかよ!!!」

 「――大事なものは…昔くした。可哀想とか、そんなキレイな理由あんま持ってないよ。自分がただ、そういうトコ見たくないだけ。それだけだ。
  僕はちっぽけな人間だから、大きな世界より目の前のものに心が向く。切り捨てられません。守れるなら守りたい!」

アレンと神田のやりとり。エクソシストとアクマとの戦いが「戦争」である以上、アレンの取った行動や態度は、確かに”間違い”でしかないワケで。自分を犠牲にしようとしたり、その本音が独善的なものであるところも含め、アレンの振る舞いは本質的な”正しさ”とはかけ離れていると言えます。でもだからこそ、彼の”本質”がココでは描かれていて、そーゆう独りよがりな部分も含めて等身大に表現されてるアレンのキャラクターが、私は好きだったりするんですよねー。



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2005/10/13