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感想・漫画編。

武装錬金ブソウレンキン 7巻

著者:和月伸宏

出版元:ジャンプコミックス


トンデモ兵器バトルマンガ、7巻目。カズキチームに剛太が参入したり、再殺部隊員との戦闘が続いたり、パピヨンチームもムダに派手な活動をしたりと、前巻からの展開が本格始動したような風情。

さて7巻、基本的には追い込まれたカズキたちの逃避行とゆー、ある意味あまり前向きではないストーリー展開で進んでますが。そんな中でこの巻は、全体的に新キャラ含めた各員を描くのに比重強めで取られてる感じがしますねー。中でも主だっているのは、ニューフェイスの剛太その人。斗貴子さんのためなら、どんな危険を前にしようとおのれを顧みないという”一種の青さ”は、彼のメインコンセプトを明確に描いてくれてますし、敵味方の戦力・能力を見極める知略を持ってしてのバトルスタイルは、他のパーティ2人には無い独自性を発揮していてなかなか魅力的。でもソレだけ冷静で現実的なタイプながら、カズキにだけは対抗心むき出しで全然和解の様子を見せない、そんな部分もひっくるめて、彼というキャラの性質を存分に描いてくれてますねー。他の再殺部隊員は少々描かれ方が不十分(特に犬飼イヌカイはホントに咬ませ犬だしなー…)ですが、戦士長・火渡は、いつも条理・不条理とクチにしてあまりマトモじゃない風を見せながら、剛太との戦闘シーンでは相手の武装錬金の特徴を瞬時に見極めてみせるなど、戦士長の肩書きに相応しい部分も垣間見せてくれます。

レギュラーキャラも、どんな相手と状況でも強気な姿勢を崩さない斗貴子さんと、出で立ちはエキセントリックながら発言自体は実は知的だったりするパピヨン、そして自身の信念のままに善のヒーローとしての在り方が誰よりも輝くカズキと、それぞれがシッカリ活躍。うん、なんだかんだでやっぱカズキのヒーロー性は、「正義の味方の姿」を貫いてるんだよなー。追っ手に対して静かに、だけど強く撃退の意志を向ける様子には、普段の優しさが薄れてて微妙に違和感を憶えるトコですが、でもまぁコレも覚悟を決めた者がその信念を貫く姿でもあるワケで。やはり彼は、どこまで行っても本作の主人公であり、そしてヒーローそのものなんでしょうねー。

ところで。パピヨン・ゴゼン・斗貴子さんのトリオ、キャラの取り合わせとしてはかなり異色なんだけど、作中のやりとりを見てると全然違和感無ぇなー。…あぁそうか、ボケ・ボケ・ツッコミでバランスが取れまくってるからか。つーか後半の彼女のセリフ、半分はツッコミだよな。大変だなぁ、バトルヒロイン(←気にかけるポイントがオカシイ)



▽自薦名場面
 ― 126〜127ページ

 (いや、その前に身の安全の確保出来る場所を探すか。さすがにこのサイズで野生――…)

 ――!――


 「「うわあああッ!?!」」

今回はギャグシーン。続くやりとりも気に入ってんだけど、基本的にはこの部分の、後半2コマ分をメインに選んだ感じで。2人とも似たよーにクチ開けてる、その”間”がなんとも言えずに笑えるのですよ(笑) にしてもこの時の斗貴子さん、めずらしく本気でビックリしてるなぁ。さすがの彼女も、自分と同じサイズのゴゼンを見たら腰抜けるか。マスコットサイズだから気にならんけど、人間サイズともなるとやっぱひくよなー。



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2006/06/28