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感想・漫画編。

武装錬金ブソウレンキン 4巻

著者:和月伸宏

出版元:ジャンプコミックス


トンデモ兵器バトルマンガの4巻目。早坂姉弟編が終了、LXE編の決戦スタートまで。エンゼル御前が登場……って、コイツ別にメインキャラとは違うよーな気も。ひそかにレギュラーで出てきたりするけれど(笑)

ジャンプ本誌での連載時には、何かと浮き沈みの激しい掲載順位により、ファンを終始ハラハラさせっぱなしだった本作ですが。目に見えて勢いが失速したのって、私の記憶が確かなら、この巻の後半ぐらいからだったハズ。つまりは早坂姉弟編の展開が、その命運を左右させてたワケですが。いまにして読み返すに、やはりこのストーリー展開(つーか、主に過去のエピソード)は、悪いイミでの問題が大きすぎますねー。作者自身、ライナーノートでも言ってるけど、黒い。つーかあまりにも黒すぎる。なんてゆーか、こう、妙に生々しいイメージが強いんですよねー。『現代』を舞台にしている作品のサガ…と言えばソレはそう…なんだけど、にしたってこう、母親の過労死→腐乱死体化 ってコンボはやりすぎにもほどがあるだろ、と。しかも、子供がソレを(理解できていないにせよ)眼前で見ているって、どんだけダークなロケットで突き抜けてんだよ、と。これは正直、子供読者相手にせよなんにせよ、人気が落ちたのも仕方が無いかと思いますよ、ホントに(苦笑)

まーなんのかの言って、この問題点さえ除けば、この巻も基本的には面白いマンガなんですけどねー。何より今回は、より優しくたくましく、ひとりの戦士として大きくなっていくカズキの成長っぷりが光ってます。桜花・斗貴子さんのピンチを前に一瞬の迷いもなく武装錬金を発動させたり、早坂姉弟の当人達が死を受け入れようとした上で「まだ諦めるな」と手を握りしめたり。つくづくカズキは”まっすぐ”なキャラクターだね。いまどきココまで”正しい”主人公って、めったに見ないくらいですよ。だからこそ、彼の魅力が十二分に輝いて見えるワケですけども。

それとは別に、斗貴子さんの魅力もまた全開フルスロットルです。たとえ現在は生身の人間でもあくまで敵であるなら速攻ブチ殺す宣言をし、それをジャマするのならたとえカズキだろうと全力を持って排除にかかる。カズキを日常に戻すためなら、目潰しだって辞さないともサ! ……いや、あなた本当にこのマンガの正ヒロインですか。こんなヒロイン有りですか。つーか、バトルヒロインの次元を少々飛び越えすぎてませんか。そりゃ確かに、コレはコレで魅力のひとつだけども。だけども。(←2回言ってみた)



▽自薦名場面
 ― 149〜151ページ

 「そうそう、あの二人を拾ったのもこんな満月の夜。いい拾い物だと思ったんだけどなァ。
  ――ン?」

 流星・ブラボー脚!!

 ―――怪しい奴!―――

C.ブラボーとムーンフェイス、初の接近。とりあえずこのシーンのツッコミどころを列挙すると……アンタ一体どっから飛んできたんだブラボー、電柱潰したら周辺一帯が停電しますよ正義の戦士、最後の両名のセリフはもうツッコミ待ちと解釈しても。イヤイヤなんの、何気にこの紙一重なギャグと絵的なインパクトとが好きなのです。続くブラボーのセリフも好きと言えば好きなんだけど、ギャグのキレを取ってココまでをチョイス(←やっぱギャグ重視じゃねーか)



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2005/11/19