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感想・漫画編。

ARIAアリア 8巻

著者:天野こずえ

出版元:ブレイドコミックス


火星のマンガ、、よーやく8巻。まぁ実は毎巻そーなんだけど、この巻まるごとで季節ひとつ、今回だとひと夏分のエピソード。…何度目の夏になるんだっけか。本作はサザエさん方式とは違ってるから、年月の経過がちゃんと成ってるハズなんだが、はてさて。

じゃあまず36話。長い間お世話になったゴンドラとお別れする回。うーん、こーゆう物に対しての感謝や労いの気持ちを持とうとするのって、なんとも日本人的な感覚という気がしますな。持ち物に魂が宿る、いわゆる付喪神つくもがみ信仰ってヤツですか。いや別に今回のはゴンドラがしゃべりだすとかってのじゃないですけど、でも灯里のゴンドラに対する”気持ち”はその辺に通ずるモノですよね。本作は未来で・火星で・ネオヴェネツィアが舞台ですけど、描かれる多くのトコロに日本独特の感性が生かされているのもひとつの特色かもしれません。

37話。アテナさんのお茶目(←絶滅語ないたずらの回。イヤびみょーに違うケド。しかしホントに突拍子もないなー、この人。付き合いの長いアリシアさん達だけど、さぞかし退屈しなかっただろーて。とゆーか50ページのやりとり、アテナさんが根負けしたってよりも、アリシアさんからのプレッシャーに微妙な恐怖を感じてしまうのは何故だろう(笑)

次は特別編。猫社長のお話、ってか、まぁくんの正体発覚の回。…ん?、てことはアリア社長だけがオス猫なのか。……まわりは女性社員ばかりだし、実は何気にハーレム? ところで猫の検診って、現代でも実は注射一発で済むんでしょうか、それとも未来だから注射オンリーで終わってるんでしょうか。んー、さすがに注射だけで検診終わるっってこたぁないか。あと全然ズレた話題ですけど、なんでオレってこの回の扉絵みたいな構図が好きなんだろう。どこのマンガでもこの手の一枚絵はフシギと好みなんだよな〜。

38話。スッカリおなじみのホラー回、ですけど今回のはコレまででイチバン、ホラーテイストが強いお話ですねぇ。途中のシーンが巻きこまれていく恐ろしさを表現してるのがあるし、最後のオチだってワリと真っ当に怪談話として仕立ててるのもあるしなー。ホラー回ではレギュラー化している猫妖精ケット・シーにしても、今回は静かな中の異様さが前に出た登場してますし。そのあとの灯里を優しく抱き留めるシーンが、ある種のギャップで心温まるひとコマともなってますけど。

39話。灯里と暁のびみょう(※意図的にひらがな)な距離感よりも何よりも、アリア社長のおサル着ぐるみの方が遥かに気になる。こ、この暑苦しい真夏に一体なに着てんですか社長っ?! ところであの”御方”ですが、何百年も前からサン・マルコ広場を見守ってるって言うけど、火星アクアに人類が移住してネオ・ヴェネツィアが誕生したのって何年前っつー設定だったっけ? 100年・200年のハナシじゃないのか? イヤまぁそーゆーコトを言ってんじゃないんですけどね、彼女も。

ラスト、40話。いやぁ40回目かぁ、さすがに話数も重なってきましたな。欲しいモノは人からもらうよりも苦労して自力で取った方がずっと嬉しい、夏の終わりに寂しさを感じるよりも迫り来る秋への期待をふくらませよう、とまぁ、そういうポジティブに行こうとする姿勢ってのは単純に好感が持てるスタイルですね。…そーいや、ウッディーのこーした性格、とゆーか性質って、御先祖様(?)と変わらないんだなぁ。チョット浪漫倶楽部読みたくなってきたかも。



▽自薦名場面 ― 79〜81ページ

 「ちょっとチクッとするだけだから」

 ……ごくっ



 「……――――まあぁあぁあ

 がぶりんちょ

 「ぷいにゅ―――!

う〜ん再現がさすがに難しいっ、ともあれ今巻最大にサスペンスなシーン(大笑) ページまたぎのトコのビミョーな”間”が好きだなー。それにしてもアリア社長、どっからどう見てもカンペキ被害者なのに、誰一人としてソコに関心を払ってないのが哀れだ(笑) んな「女心」でキレイに落ち着けてる場合じゃないから、フツーに泣いてるから。



第9巻>

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2007/10/09