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感想・漫画編。

AQUAアクア 1巻

著者:天野こずえ

出版元:ブレイドコミックス

追伸―――心配しないでくださいね。
私は元気いっぱいです。ずっとずっと憧れてたんです。
地球歴2301年 4月3日 水無灯里みずなし あかり

――なってみせましょう、「水先案内人ウンディーネ」!

8ページ 灯里のメールより


個人的調査による独断によると(←結局は独断か)、どーやらこの作品も『まいじゃー』扱いでほぼ間違ってないようで。そんなワケで、”作画”という点で選ぶとMYフェイバリット上位3本に昔っから入ってくれちゃってる漫画家さんの作品、AQUAでござります。

このマンガばかりはもう、どれだけ文字で中身を云々と説明したところで意味を成しません。絵を見てもらわんと話にならん。どのサイトの評価を覗いても、この作品に関しては必ず「絵を見てほしい」と、そう言われてます。だからとまたココでも同じことを言うのは面白味に欠けるというもの…ですが、イヤもうホント、それでも絵を、作画を見てくれと言うしか紹介のとっかかりになりゃしねぇ。天野こずえさんといえばもともと画力の高い漫画家さんですが、このマンガにおいてはその比重がハンパじゃない。作者自身がこの作品世界を好きで好きでたまらないという、その雰囲気が絵を見るだけで伝わってきます。独特のゆっくりゆったりとした空気感を存分に表現するこの絵力えぢから。そもそも、毎話にほぼ確実に見開きページが存在するという事実だけで、どれほど作画にチカラを入れているかが分かるんじゃあないでしょうか。マンガ作成の経験は無いけど、このクオリティーを毎月保つのってかなりスゴい事じゃないか?

んで絵ばかりを誉めて、んじゃお話そのものはどうなのかというと、やはりコレも口で説明するのは難しい。近未来が舞台設定なのに、むしろ19世紀以前までタイムスリップしたかのような、のんびりとした火星での人々の暮らし、その様子。そこで日々を楽しくゆっくりと過ごす女の子達の日常風景。余談ですが、SFってヤツは個人的に、ウソ800をどれだけ違和感なくそれなりに納得させられるかどうかが成否のカギだと思ってるんですが。その観点から見ても考証を上手く仕立てているおかげで、舞台設定ともマッチして全体的なバランスも良好。ぜひとも、寝っ転がりながらのんびりと読んでもらいたいマンガです。



▽自薦名場面 ― 66〜67ページ

………ハイ、この場面セリフが一切ゴザイマセン!! まさにこれこそ「絵を見てくれ」としか言いようのないワンシーン。アリシアさんのオールさばきと舞い跳ぶ水の動き、それらを表現する作画クオリティーのこの高さよ。「オイオイそういう選び方で良いのか?」って? 『自薦名場面』なんだからいーじゃんよ(開き直り)



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2004/12/04