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感想・電子遊戯編。

ビューティフル ジョー

発売元:カプコン

対応ハード:GC

ゲームを起動したあと、真っ先に現れるショートームービー。桜舞う日本画調の映像に踊るように表示される、開発チームの名称なのだろう、「TEAM 美優亭風流びゅうてぃふる」のロゴ。当て字かよ。――さ〜て、ビューティフルジョーのレビューの時間だよー!(←とつぜん子供向け番組のお兄さん風で)

本作への率直な印象。それは、何はなくとも難しいという点です。基本はパンチ&キックを主体とした、格闘アクションとしてはシンプルな操作形態。しかしながら、ソレを取り巻くゲーム本体のバランスが実にハードル高め。カプコン謹製のアクションゲームといえば、総じて高めの難易度がだというのはゲームファンなら周知の事実ですが、ハード所有者が全体的に低年齢層であるGCにおいてもそのスパルタンな伝統は健在か。終始気が抜けない敵キャラからの攻撃、何かと危険がつきまとうステージ構成、ほぼノーヒントで謎を解かされるギミック、そして攻略パターンを見破らないとダメージさえ入れられないボスキャラetcetc… 正直、アクションゲームの腕前ならそこそこだと自負していた私ですが、本作の難しさの前には完全にもう、撃沈されましたね。初回プレイ時、ステージ1・Aパートをクリアするまでですでにふたケタのコンティニュー数を叩き出したときは、正直なハナシ「……オレ、ゲーム下手になった…?」などとプチ自己嫌悪にまで陥ったほどの有様でしたヨ。えェ。(※その後、本作がマジでムズイという世間評価をネットで見知り、ちょっぴり自尊心が復活したのはヒミツ)

まぁ、難しいムズカシイ言っても、やられては挑戦しまた全滅してはリトライ、を繰り返せば自ずと攻略できるようになってくる、つまりはトライ&エラーにより先に進めるようなバランスが取られている辺りは、なかなか絶妙だとも思います。…タダ、ま、其処に至るまでの壁がバカッ高いのも事実なんですがネー(汗&笑)

おっと、難易度の話ばかりせんで特徴を語らんと。やはり本作、真の醍醐味はVFXアクション。『スロー』で攻撃を見切り、『マックスピード』で華麗に飛び交い、『ズーム』で強敵すらも叩きのめす。これらのアクションを、単体でなく複数同時に扱うことにより、さらにジョーを強くそして格好良く操ることが……否、格好良くではないな、「美しくビューティフル」に戦えるようになります。――そう、本作の本当の楽しみ方は、どれほどジョーを優雅に・美しく・ビューティフルに操れるかどうかにこそあるのです! 難易度高めのゲーム設計も、それらを乗り越えたとき如何に美しく決められるかどうかがカギ! 激強のボスを苦戦のすえ打ち倒し、「おお、美しいビューティフル…」と言えるかどうかが全て! タイトルの通り、「ビューティフルに」ゲームを攻略できるか、それこそが本作の真の楽しみ方なのデス!! ……や、意外とマジで。

じゃあ恒例の欠点挙げ。ん〜……今回は欠点というよりも個人的な好みの問題なんですが。ステージ内のタスクごとに逐一プレイ評価を出してくるのが、チョイとどーも。基本的に難易度高いゲームだから、ステージ進むほどにどうしても低い評価ばかりになってしまう。それでイチイチ「BAAAAAAD !!」とか毎回のように言われると、ぶっちゃけカチンと来るワケであり。てゆーか、プレイ評価を出すこと自体はそんな嫌いでもないんですよ。でもクリアタイムの評価についてだけは好意的になれない。「プレイ時間ぐらいオレのペースでやらせろや」と、昔からいつも思ってしまうんですなぁ。「チンタラしてたっていーじゃんよー」、と。まぁ私自身かなりマイペースな人間だから、クリアタイムについてだけはイライラが増すんでしょうね。つっても、やっぱコレ欠点じゃないな。好みの問題だな。


そんなビューティフルジョー。見た目はユニーク、しかし中身はハードなアクションゲームです。高いハードルを乗り越えていく際の充実した達成感は、ここには確かにある。ところで今回、レビュー書くにあたって取説読んで気付いたんですが、綴りが『BEAUTIFUL』じゃなく『VIEWTIFUL』なんですね。なんでも「”BEAUTIFUL美しい” に ”VIEW光景”を掛け合わせたことで、人の目を奪って離さぬ果てしなき”美美ヴィヴィしさ”が備わっている様を表す雅語」なのだそーです。美美ヴィヴィしさ”て何よ。(←ツッコミでつかみとオチか、今回のレビュー)



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2004/12/21