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感想・電子遊戯編。

風のクロノア door to phantomile

発売元:ナムコ

対応ハード:PS1

まずさきにゲーム内容について語りましょうか。

一言でいうとジャンプアクションゲームの秀作。およそ歴史的にスーパーマリオ1から始まったと思われるジャンプアクションモノにとって、最も重要な要素は操作感の気持ちよさ・レスポンスの良さにあると思われますが、本作はそこの部分がとても上出来。飛んで・撃って・走って・進む、その操作のテンポがとても良い。開発者曰く、考え抜いた末に操作形態を十字キー&ボタン2つに絞って設計したそうですが、この設計思想は大成功ですね。2段ジャンプの爽快感がとても活きてます。また本作、音楽がとても良い。なんと、ほぼ全ステージBGMが違うというそのこだわりようはダテじゃない。冒険の始まりを告げるビジョン1−1の曲THE WINDMILL SONGを初めとして、どうにも憎めない愛嬌たっぷりの敵キャラ・ジョーカーのテーマJOKER MOODなど、いずれ劣らぬ名曲揃い。幻想的な世界に描かれたグラフィックと相まって、視聴触覚全部で楽しめるゲームです。

そんな中での欠点はというと、距離感の異常な取りづらさが上げられるかと。「3D画面の中で2Dアクションを遊ぶ」というゲームコンセプトは良く理解できるんですが、カメラの動き方が上手くないのか、ことあるごとに操作が狂う。この位置から飛べば大丈夫、ここから攻撃すれば当たる、そう思って動いたら敵にぶつかったり穴に落ちたり… ステージのギミックで3Dという部分を上手く活用してるワリに、この距離感などの不都合はとても残念。ここさえ良ければもっとイイ点数あげられるのになぁ。


さてさて。続いてはクロノアを語る上で絶対欠かせない要素、シナリオについて行ってみましょう。てゆーかこっからが本題だ。

 ――そしてぼくは不思議に思う
    あさ目がさめると確かにみたはずの夢が思い出せないことがある
    その夢はいったいどこへ行ってしまうのだろう
    でもその日の夢は鏡を見るようにはっきりと覚えているんだ――

そんなモノローグから始まる『幻想的なおとぎ話』、それが風のクロノアの物語。夢の中と同じく鐘の丘に墜落した飛空艇、それが何かを確かめようと家を飛び出すクロノアそしてヒューポー。丘の上にいたのは歌姫レフィスと、彼女を連れ去ろうとする闇の王ガディウス。ただならぬ邪悪な野望を阻止するため、クロノア達はファントマイルの国々を巡る冒険を始めた。世界を巡りついに辿り着いた月の国、そこで明かされる驚きの事実。よみがえった邪悪の化身ナハトゥムを倒し、ファントマイルは悪夢から守られる。すべてが終わったのちにヒューポーから語られる”真実”、そしてレフィスの再生の歌が響き渡る中で、『夢見る旅人』の紡いだ夢と悪夢の物語は終わりを告げる…

ファントマイルとはファントム=幻想の世界。夢の中の現実、幻想の向こうの夢物語ファントマイル。朝に目が覚めれば忘れてしまう夢の中でたったひとつ、鏡を見るように覚えている、どこかとおい”せかい”のものがたり。夢の向こうへの扉door  to phantomileをくぐり抜けたとき、風の村ブリーガルから『夢のおとぎ話』は始まる――


風のクロノア(←ココ、のちのち利いてきます。あえて注釈まで入れて強調してみる)、夢と悪夢とが織りなす幻想的なおとぎ話のアクションゲーム。ファントマイルを飛び回るクロノアの冒険は、プレイした者達の心に、夢を超えて刻み込まれるハズです。



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2004/11/15