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感想・電子遊戯編。

塊魂

発売元:ナムコ

対応ハード:PS2

私がPS2を購入したのは2004年夏という、今さら感どころか「どうしてこの期に及んで買ったの?!」みたいな時期なのですが、そのとき同時に購入したゲームソフトがこの塊魂だったりします。もともとはまったく注目していなかったタイトルだったんですが、ハード購入前に観たファミ通WAVE・DVDでたまたま特集コーナーが組まれてまして、そこでもの凄く興味をひかれたというのが出会いのきっかけ。んで実際プレイしてみたらコレがめっぽう面白かった、と。そんなワケで本作のレビューでは、この塊魂の魅力を要素ごとに分解しながら取り上げてみましょう。


塊魂のここがミリョク

1.雰囲気がステキ
 ゲーム全体に流れるこの不可思議感がステキ。てゆうかオレ好み。室内にこけしが立ち並んでます。道端に無数のタコ焼きが落ちてます。クマが風船に釣られて浮かんでます。大海原から渦潮を巻き込みました。オーケー大丈夫、だってゲームですから。
 それ以外にも登場人物(?)たちも魅力的。何よりも無垢な王子もさることながら、偉大なる我らが王様のキャラがステキすぎ。他にも、5回続けて観たら別のヤバい何かが見えてきそうになるオープニングムービーなど、この全体的なノリにはどこか個人的にあの往年の番組「ウゴウゴルーガ」を彷彿とさせるものがあります。好きだったな〜ウゴルー…(しみじみ)

2.ゲームバランスが絶妙
 上記の文章だけでは単なるバカゲーにしか見えませんが、実はゲーム性そのものを取っても良好なのがこのゲームの美点。基本操作はアナログスティック2本のみという、シンプルながら感覚的にも理解しやすい操作形態は、ゲーム初心者にも優しい設計。1ステージのプレイ時間も10分前後という取っつきの良さと相まって、非常に好感触です。本当はLRボタンを使って特殊な操作もできるのですが、実際のゲームじゃまるっきり使わねぇから気にするな。
 ではカンタン操作で短いゲームなのかというとそんなことは全く無く、むしろいつまでも転がしていたくなるような中毒性の高さがこのゲームにはあります。特に、序盤のカタマリが小さい頃は敵キャラでしかなかったネズミやイヌを、大きくなったカタマリで巻き込んでいく爽快感はなかなかのもの。さらに先のステージでの悲鳴を上げ逃げまどう人間たちを巨大化したカタマリで蹂躙していくさまには、なんていうかこう、結構クルものが。 まぁ冗談はさておいて(←えっ?)、他にも隠しアイテムなどのやり込み要素もあり、思ってる以上に末永く遊べるタイトルです。

3.音楽が最高
 本作のミリョクを語る上で絶対欠かせないのが、大半をボーカル曲で取りそろえた各種BGM。ムダに豪華なアーティスト達ウケ狙ってんのかマジで作ってんのか判断に困るような楽曲を歌い上げています。ゲーム起動と同時に流れるアンニュイな鼻歌・ナナナン魂を始めとして、クリスタルキングの田中雅之が熱唱するメインテーマ・塊オンザロック魂、松原のぶえ&坂本ちゃんによるセクシーデュエット・katamari mambo、そしてムードたっぷりに締めくくりを彩る松崎しげるのエンディングテーマ・愛のカタマリーなどなど、ワリと冗談抜きでいずれ劣らぬ名曲揃い。むしろこのゲームの場合、クリアーしたあとでまたさらにサントラも買ってきて完結するモノだと思っているほどです。
 あとさらに付け加えると、新沼謙治の歌うラップタイトル・月と王子はコレさえ聴いてりゃ取説いらねえってぐらいゲーム内容を語りきった名曲。最初この曲の歌詞だけ載っけてレビューの代わりにしようとか考えてたのはココだけのヒミツだ!


…とまぁ、とてもステキなゲームなのですが、不満が一切無いワケでもなく。ゲームレビューでは美点と汚点を同時に取り上げるのが自己流の評価でもあるので、引き続き今度は不満点を取り上げてみましょうか。

塊魂のここが不満

A.一部のステージが激ムズ
 「オオグマ座をつくる」と「オウシ座をつくる」のふたつはクリアー条件が特殊でして。その条件が『クマ系(orウシ系)のオブジェをひとつだけ巻き込む』というものなのですが、それが難しいと言うより異常にやりにくい。というのも、巻き込んだ瞬間に終わりなんですよ。いかにこつこつカタマリを成長させて大きいクマを狙っていても、うっかり操作ミスで小さいクマがくっついてちゃったらその瞬間にゲームセット。ハッキリ言ってストレス溜まります。狙って設計されたステージなのは分かるんですが、もう少しプレイしやすくしてあればなぁ、と非常に悔やまれる部分。いちいちロードすんのが面倒なんだよ〜。

B.ゲームが短すぎ
 上記の美点「プレイ時間が短めで良い」と相反する要素ですが、でもこのゲーム全体のボリュームには少々物足りなさすら感じる面が。例えばのハナシ、休日の午前に買ってきてその日一日まるごと遊び倒したとしたら夕飯時にはもうエンディング観られます。まぁコレは極端なハナシとしても、普通に遊んでも3日もあれば最終ステージまで到達できるんですよね。コレを汚点として上げるのはどうかとも思いますが、でもやっぱボリューム的には短いよなぁ。


そんなこんなで、テイスト的に好みが割れそうな部分はあるけれど中身は秀逸なゲーム・塊魂。本レビューを読んで気になった方は、ぜひコチラの公式WEBサイトをご覧になって下さい。ここ観て心の琴線にキュピーンと来た方ならば、きっと買って損はない!



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2004/11/15